「世界が様変わりしている中で、優先順位を明確にすることが大切となっている。2023年にCEOが優先すべき6つの事項は以下の6つです。
1. スピードを生み出すレジリエンスの強化
2. 長期的な成長にむけて変革する勇気
3. 顧客課題を解決するユニークな新規事業の確立
4. ソフトウェア技術の活用と文化の醸成
5. コストではなく機会としてのカーボンニュートラルへの対応
6. コロナ禍後の労働市場に対応した採用・昇進・育成への変革
IBM元CEOのジニー・ロメッティーはCEOの望ましいあり方として、1.進歩を祝福する、2.ロールモデルとしての責任を受け入れる、3.知識の有無と適性は区別する、4.スキル重視の文化を構築する、5.成長と快適さを同時に追求しない、6.コンフリクトに建設的に向き合う、を挙げている。」
CEOに期待される貢献は究極的には長期的な企業価値の向上で一般的にはこうした要件が求められるとしても、その実装に向けて日本企業を取り巻く事業環境を踏まえた具体的な要件を挙げるとなると、とても悩ましい問題です。
人材要件のおおもとのところで、従来の市場戦略と昨今のESG戦略が行き詰まりを見せる中で企業価値向上の道筋はどのように示すか? そしてその具体的な指標として何を置くか? というところから考えることが必要なのでしょう。