人材育成に関する週一の学術論文ニュースレター、今回は2020年に書かれた「教育手法のイノベーション」というエグゼクティブ・エデュケーションのイノベーションの実態に関する論文です。
論文ではエグゼクティブ・エデュケーションのイノベーションのレバーとして度々AIの存在がでてきますので、AI(ChatGPT)を活用して、AIにエグゼクティブ・エデュケーションについて聞いてみました。
AIに「エグゼクティブ・エデュケーションに変革が求められる要因」について聞いたところ、1)テクノロジーの進歩、2)ビジネス環境の変化、3)競争の激化、4)学習者の嗜好の変化、5)経済的な圧力、という要因を。「40歳がエグゼクティブ・エデュケーションから得られること」については、1)スキルや知識の向上、2)個人の成長、3)ネットワーキングの機会、4)新鮮な視点、5)信頼性の向上を挙げています。
無料のAIでここまで回答できてしまうのであれば、ビジネスや個人の情報を商業用AIにインプットすれば、かなりパーソナライズされたラーニング・ジャーニーがデザインできてしまいそうな感触です。もしAIでパーソナライズされたラーニング・ジャーニーができてしまうのであれば、人材育成機能に残された役割は、あたかもサービスの便益を最大化するために顧客と伴走するカスタマー・サクセスのように、職場でのラーニングの便益を最大化するためにラーニング・サクセスとして伴走することだけなのかもしれません。リスキリングを奨励している人材育成コンサルタント自身もデジタルスキルを身に着けなければリスキル・オア・ダイという感じです。