「成功している人の親に子育て方針について聞いてみたところ、4つの共通点が見えた。その1: 子供の趣味の時間を無駄と見ないこと。スポーツ、ゲーム、音楽など頭を活性化する趣味を子供から遠ざけない。その2: 子供の代わりに意思決定をしない。子供に失敗してほしくないとはどの親も思うが、子供の代わりに意思決定したくなる誘惑に打ち勝つ。その3: 幸せよりもお金や学歴を重視しない。やりたいという気持ちがあればそれで暮らしを立てる方法は見つかるものだ。そしてその4: お金に関する知識を疎かにしない。給料が高い仕事につくように勧めているわけではないが、お金の大切さを伝えている」
どうしても自分の成功モデルをコピーまたは発展させたくなるのが親の気持ちですが、自分の成功モデルではなく子供の成功モデルを追求することが大切なのでしょう。そしてこうした子育てのポイントは、そのまま大人の人材育成にも当てはまるのではないでしょうか。
時間と労力をかけて役割に自分をはめていくことではなく、いまこの瞬間にもっている自分の特性を活かして成果と成長を同時に追求していくことが求められる環境においては、原理原則は踏まえつつもその人らしい成功モデルの確立を支援するということがこれからの人材育成の定義なのかもしれません、指導者が思うとおりにその人を育てるのではなく。