会社の中で専門性強化を進める方法


「契約に含まれていない限り、会社はあなたの専門性強化に金銭的または時間的な支援はしません。しかし、支援を得られるチャンスはある。そのためには、どのようなトレーニングで、どのように会社にとって良いことがあり、どこで受けられるのか。それらを端的に上司に伝え、口頭で15分ほど説明した上で感謝を伝え検討結果を待つことだ。そして簡単にあきらめてはいけない。あなたが専門性を高める覚悟があることを会社に示す機会ともなる。もしそれでも会社の答えがNOならば行動に移し、自らのキャリアの運命は自らが握るべきだ」
 
人材育成では、周囲を巻き込む力を高めるリーダーシップ・ディペロップメントだけでなく、ひとり一人の専門性を高めるプロフェッショナル・ディペロップメントの重要が高まっています。これまでもプロフェッショナルファームではインディビデュアル・コントリビューターというマネジメント責任をもたない専門職は重要視されてきましたが、徐々にあらゆる企業でプロフェッショナル・ディペロップメントの議論が活発化しています。一般的に、社外でも通用する知見の強化は社員の自己責任でというのがこれまでの考え方でしたが、日本企業におけるプロフェッショナル・ディペロップメントは今後どのようになっていくのでしょうか。
 
これまでは会社の中を定期的に異動させてひたすら会社特有資本として知識と経験を蓄えるというのが日本企業の一般的な人材育成でした。これが社外でも通用する職種特有資本としての知見の提供に会社が積極的に取り組むようになるとすれば、業務プロセスや人事制度などのハードが大切なのは当然のこととして、自分の知らないこと、自社から生まれた知見でなくても、積極的に活かそうとする脱・自前主義マインドの醸成が人材育成上の大きなポイントになってくるのでしょう。

https://www.forbes.com/sites/forbescoachescouncil/2022/06/24/how-to-ask-your-manager-to-support-your-professional-development/

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