「焼酎は特定の原料と麹からつくられるシンプルな蒸留酒だが、その種類の多さから世界で最も複雑な蒸留酒ともいえる。そもそも焼酎という単語は日本人以外には発音しにくい。ロックが一般的な飲み方だが、水割りや最近ではソーダ割も人気だ。ちなみにわたしはお湯割り派だ」
日本の酒、ビール、ウィスキー、そしてワインまでもが世界的な人気者になる中で、一人とり残された焼酎の気持ち、これまで考えたことありませんでした。麦、芋、米だけでなく、栗、シソ、ゴマ、黒糖など様々な原料があり、そして飲み方も様々でロック、水割り、ソーダ割り、ホッピー割り、お湯割り、さらにはお茶割り、お茶漬け割りまであり、他のお酒にはない豊かな多様性を持ちながらもすべて「焼酎」と雑にくくられた上、挙句の果てに日本人以外には発音しにくいとかディスられてしまうとか、いまさらながらですが焼酎に対して本当に申し訳ないです。
人材育成コンサルタントとして、この豊かな多様性をもつ焼酎に対する態度を改めることこそが、日本で多様性を尊重する文化を育むための第一歩になるということにようやく気が付きました。ちなみにわたしもお湯割り派です。