一貫性と柔軟性の両立

「アクティビストのブルーベル・キャピタルは、世界最大の投資運用会社ブラックロックに対して、ESG投資重視を以前から掲げているにも関わらず石炭事業などサステイナビリティーに反する投資が一向に減っていないことを糾弾している。またブルーベル・キャピタルはブロックロックがESGを政治利用しており、ESG投資重視に反対する共和党がブロックロックの所有する資産から資金を引き上げていることについても問題視している。」
 
金融素人の私は、もともと行き過ぎた四半期資本主義への反省としてESG含めたステークホルダー資本主義が重要視されるようになったと理解していました。しかし世界的なインフレで市場のボラティリティが上がる中で、ESG投資に流れていた資金は石炭・石油といった従来からの投資に逆戻りしているということでしょうか。
 
一貫性はとても大切な一方で、行き過ぎた一貫性は固執にもなりかねません。筋を通しつつもしなやかに柔軟性をもって進んでいく。そうした一貫性と柔軟性を両立つせるバランス感覚が特にこの3年間、そして4年目にもうすぐ突入していくような異常事態下では求められているのでしょう。

https://www.cnbc.com/2022/12/07/activist-investor-calls-for-blackrock-ceo-fink-to-step-down-over-esg-hypocrisy.html

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