マイクロ・クレデンシャルを軸としたラーニング・サイクル

「短期間で特定の知識・技術が取得可能なマイクロ・クレデンシャルにより、企業は特定のスキルギャップや要件を解消することができる。また、新たなスキルが必要になっても、すぐにトレーニングコースを展開することができるため、中断することなく仕事のスピードを保つことができる。2023年第1四半期のUdemy Workplace Learning Indexでは、データマネジメント、Pythonやサイバーセキュリティーに関する認証関連のトレーニングの需要の急激な高まりを示している。特にDatabricksなどのクラウドデータマネジメントの需要の高まりは320%となり、需要の高いスキルの4番目に挙げられている。」
 
ひと昔前はIT企業が提供する技術の認証はシルバーやプラチナと色分けされた公式プログラムが唯一の取得手段だったように記憶しています。しかし、最近ではUdemyやCoursera、Youtubeなどのラーニング・プラットフォームを見ると、最新技術に関する人気プログラムが公式ではなく個人が提供しているケースも多く見かけます。
 
本業において最新の知見を身に着け、機密情報を除いた知見をマイクロ・クレデンシャルとしてラーニング・プラットフォームで提供し、そこから得たフィードバックを本業に活かす。そんなマイクロ・クレデンシャルを軸としたラーニング・サイクルが立ち上がりつつあるのかもしれません。
 
マイクロ・クレデンシャルとしてラーニング・プラットフォームで提供されている内容は必ずしも最新のハードスキルばかりではありません。たとえば古典的なテーマである、説得術、みたいなソフトスキルでも人気プログラムがあります。「1日5食でBMI22を維持、生産性バク上がりのワークフロムホームの極意」みたいなコースだってありなわけです。
 
一流や最新の知識である必要は必ずしもなく、自分なりの人生のコツやちょっとしたライフハックみたいなものがラーニング・コンテンツになり、その発信が自分のラーニングにもつながるという循環が定着したら結構ステキかもしれません。

https://bit.ly/3IKSrtc

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