ファミリーガバナンスシステム

週一の学術論文ニュースレター、今回は「ファミリーガバナンスシステム」という論文です。こちらの論文では、ファミリービジネスの複雑さに応じたファミリーガバナンスが高業績につながることを明らかにしています。

これから夫婦での副業・複業が浸透したら、小規模ながらも各家庭でのファミリーガバナンスが必要になるかもしれません。もっといえば、一人のヒトが複業ポートフォリオを生涯を通じて運営していくための自分ガバナンスが必要になるかもしれません。

わたしが受けてきた教育は、目的を決めなさい、到達のために努力をしなさい、諦めないでください、というのが大きなメッセージだったと今振り返れば思います。「みんなひとつのことに集中して!」というほうが学校や会社などの運営側が楽ということはあったのかもしれません。

しかし、これからの社会全体の活力を考えると、学年や年次みたいな概念は薄くなり、複業ポートフォリオの巡り合わせでいろんな人がたまたま一緒に活動するみたいな「とりあえずいる人だけではじめておいて」という感じになるのでしょう。そうなれば、もはや運営側が強制的・一律的・効率的にできることは少なく、自分で自分をガバナンスするしか仕方がなくなっちゃうかもしれません。

https://jinzaiikusei.substack.com/p/727

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