エリザベス女王が示したリーダーシップレッスン

「長きに亘り耳目を集める地位を務めた人物の死は、しばし経営者にリーダーシップレッスンを残す。エリザベス女王はまさにそうした例だ。ある有識者は、『いかなるCEO、政治家、有名人、スポーツ選手でも、エリザベス女王ほど、義務、強さ、希望、決意、威厳の輝かしい手本となった人はいない。女王は常に大衆に注目され、多くのチャレンジの中でもまさに亡くなられる直前まで手本を示し続けた。70年もそうしたことを継続できたことには畏敬の念しかない。経営者へのリーダーシップレッスンは、自分の役割を明確に把握し周囲に惑わされずにそれに徹することだ』という」
 
リンクトインでも多くの方々がお悔やみのポストをしていますが、エリザベス女王はツイッターやインスタなどのSNSをも駆使されていたとのこと。たしかに、70年という長きに亘り時代が求める声を敏感に察知し続け、その役割を果たしてきたような人はなかなかいないでしょう。
 
過去には戴冠式のテレビ中継において、当初は伝統を破ることに強く反対していたところ、夫のフィリップ殿下に説得されて意見を変えたそうです。個人的には2012年ロンドン五輪での007との共演も印象的でした。自分の役割を理解し、そして何ものにも偏らない、拘らない、囚われない心も持つ、そうした人としての根本のあり方の模範を示されたからこそ長きに亘り熱狂的支持を得られたのでしょう。R.I.P.

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