「大退職」の次は「静かな退職」?

「『大退職』の次のトレンドは『静かな退職』だ。社員は会社を辞めるわけではないが気持ちは完全に仕事から離れてしまっている。仕事に疲れ、低賃金はインフレに追い付けず、評価されないことに嫌気をさしている。こうしたストレスで自分を殺してしまうには人生は短すぎると考えられるようになってきている。不満ではあるが現在の状況では辞めるわけにもいかず、状況が好転するまで様子見をする風潮が広がっている。」
 
仕事に対して無条件で前のめりになることが求められる時代は終わりを告げ、仕事そのものに価値が求められる時代を迎えているのかもしれません。生活の手段しか提供できない仕事は持続が難しくなっていき、遣り甲斐を提供する仕事に就くこと自体が目的として期待されているとしたら、会社と社員の関係はどのようになっていくのでしょうか。
 
会社と社員が根底にもつ目的(パーパス)が大切になるのであれば、雇用者と従業員という関係が成立しなくなるどころでは済まず、リーダーとフォロワーという人材育成の当たり前の前提すら崩壊するかもしれません。ビジネスモデルではなく「静かな退職」を超える関係性を革新できた企業がコロナ禍を抜けた後に頭角を現してくるのでしょう。最近は「人事部」という呼び名を変えるところが増えてきているので、近いうちに「従業員」という呼び名も変えるところが増えそうな予感。

https://www.forbes.com/sites/jackkelly/2022/08/22/how-both-managers-and-workers-can-combat-quiet-quitting/?sh=1ec113cb466d

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