複業やってみた。複業一年生の感想文

「ポートフォリオ・キャリアが主流となりつつある。様々な専門性を様々な業界に同時に提供するスタイルだ。かつてはキャリアのスタート時に特定の領域に特化し、キャリアの後半で徐々に周辺に広げるのが一般的であった。現在のポートフォリオ・キャリアは戦略的なキャリア成長の手段として、キャリアのスタート時から拡大を目指す。新たな学び、アイデア、そして時には失敗が成長のためには必要だ。ポートフォリオ・キャリアはそうした場を提供し、強固で多様な専門性の幅を広げつつ、成長につながる刺激を追求する機会を与えてくれる。」
 
複雑化するキャリアはジャングルジムに例えられていましたが、今はそこから更にポートフォリオという考え方が出てきています。ジャングルジムではどんなに縦横無尽に動き回っても仕事は一つですが、これからは複数の仕事を同時に掛け持つ=複業という働き方が増えていくのでしょう。
 
ここ一年ほど複業を実践してきたので、複業一年生としての学びを残しておきたいと思います。
 
■本業での価値を副業の価値が超えることはない
本業で実現できる価値が副業で生み出せる価値を決める。よく言わる通り、本業に専念することが一番大切、というのはスタート時はホント。新人ポートフォリオワーカーは本業での価値を本業規定の中で複業として二次利用することを考えるべき。熟練ポートフォリオワーカーは柔軟に本業をスイッチすること、複業の組み合わせで本業の価値を超えることも可能なのか。特に会社勤め人は退職後も要検討かも。
 
■知見のコンテンツ化が入り易い
能力の問題だけでなく時間の制約からもサービス提供はハードルが高い。営業力も問われる。逆に最新・唯一無二の知見を持っていなくても、自分の知見を書籍・Eラーニング・セミナーなどのコンテンツ化することで収益化しやすい環境がある。Udemy、キンドル出版、Peatix、ストアカなど。理想はコンテンツとサービスの両方をポートフォリオにもち、互いに連携して価値創出することを目指すべき。
 
■ポートフォリオは自分の中にではなく仲間との関係でつくる
記事にあるように複数の価値源泉をスタートから同時に育てていくことは中々のハードル。しかし一つの価値源泉(私の場合には人材育成コンサルティング)しかなくても、一緒にやる仲間を変えることで多様な価値を提供することは可能。これが一年目の最大の発見。自分の中でポートフォリオをもつ以上に、じつは仲間のポートフォリオのほうが大切かもしれない。複数の目的に対して複数の仲間をもつ。
 
複業一年生の学びは、本業頑張れ、知見は大事、仲間が大切、となんとも常識的なのでした。

https://www.forbes.com/sites/forbescoachescouncil/2023/06/22/how-to-leverage-your-portfolio-career-for-success/

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