40歳を過ぎたらジャッキーチェンからではなくブルースリーから学ぶべき理由

「ブレイルズフォード卿が2002年にイギリス・サイクリングチームの責任者になった時、過去には金メダルが一つという実績だった。しかし、ブレイルズフォード卿のリーダーシップの下、2008年北京オリンピックとその4年後のロンドンオリンピックではそれぞれ7個の金メダルを獲得した。ブレイルズフォード卿は勝つために必要な要素を細分化し、各要素を1%ずつ改善することで全体のパフォーマンス向上を目指した。改善の中には、メンテナンスエリアの掃除方法、選手の手洗い・食事・寝具なども含まれている。こうした小さな改善を至る所で探し無数の機会を見つけることで、チームは強くなることができた」
 
わたしは46歳にしてようやく自分のある面に最近気が付きました。それは0のスキルを50ぐらいにまでもっていくのはとてつもなく燃えるのですが、100のスキルを101にもっていくのはあまり燃えないということです。同じカンフー映画でも最初は弱いジャッキーチェンのほうが、最初から強いブルース・リーより好きみたいなところがあります。
 
この特性は未知の状況で求められる成果を素早く出すというゲームの一周目には向いているのですが、ある程度強くなったところで更に高い成果を目指すというゲームの二周目には向いていません。しかし46歳を過ぎてゲームも二周目に入ると、このあらゆる要素を100から101にすることで圧倒的なパフォーマンスを実現するという力のほうが必要だと最近感じています。
 
しかしジャッキーチェンのほうが好きだというだけでブリースリーが嫌いということではありません。むしろ好きなんじゃないかという気がします。ブルース・リーはその圧倒的な体術はもちろんのこと、リーダーシップ研修でも引用されるぐらい思想においても優れています。これからは特定の要素に偏らず、あらゆる要素を1%ずつ継続的に改善することで圧倒的なパフォーマンスを目指す力を身に着けたいところです。イギリスのサイクリングチームの記事から完全に逸脱したコメントは以上になります。

https://hbr.org/2015/10/how-1-performance-improvements-led-to-olympic-gold

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